2016.08.06KIFAV日本語ボランティア入門講座(前期)

刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年2回、夏と冬に「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、外国人に日本語を教えた経験がない人でも無理なくボランティア活動に参加してもらえるような内容となっています。今年度夏期の入門講座は、8月6日(土)、27日(土)の二日間で開催されました。

○講座内容
1日目:
刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
日本語教室活動紹介及び教室見学

2日目:
やさいし日本語で話すとは
現在活動中のボランティアとの交流
学習者との交流
質疑応答 など

 参加した皆さんからは、「学習者やボランティアとの交流が楽しかったです。」「指導できるか不安はあるが、丁寧な説明で良かった。」などの声が聞かれました。日本語の教え方については、まだ不安に感じている人が多いので、入門講座修了後にボランティア登録者に向けて3回連続のフォローアップ講座を行います。新しいボランティアの皆さんは10月から教室活動に参加する予定です。

KIFAV日本語支援ボランティアに登録するには、この講座を受けていただくことが条件となります。次回入門講座は2017年2月ごろ開催予定です。

2016.07.31KIFAV文化交流G万燈祭見学イベント

毎年恒例の万燈祭見学のイベントを行いました。

まずは国際プラザに集合して持ち寄りの料理をいただきました。17名の外国人ゲストが5つのグループに分かれてボランティアメンバー17名も加わりました。

ボランティアが手作りの料理やデザートを用意し、それはとてもバラエティに富んだもので、おいしいものばかり。皆さんもう食べ切れないと言う位食べて満足しました。その間は交流タイム。いろいろな話題が出ていろいろな国の人とお話をして楽しみました。

浴衣を着たい人は、ボランティアが着付けをして素敵に変身。お祭りにぴったりな姿になりました。

 

その後は東部市民館に移動して万燈祭のお話を聞き、グループに分かれていよいよお祭りの見学に出発。

みなさん、好奇心いっぱいの目で、光に輝く万燈を見つめました。時には男性が1でぐるぐる回す姿に驚いたり、屋台を珍しそうに眺めたり。あちらこちらで写真を撮るのにも忙しそうでした。

約1時間お祭りのエリアを皆さんで1周歩いてお話も弾み、一緒に写真を撮りあったりして、とても楽しい見学となりました。ボランティアにとっても良い思い出になりました。

2016.07.30世界をのぞこう!~モンゴル編~

世界各国の「文化」や「今」を紹介する講座「世界をのぞこう!」を開催しました。
今回はモンゴル編。刈谷市内にお勤めのモンゴル人の方を講師に迎えてお話しをしていただきました。

★日 時  730日(土)10:3012:00
★場 所  国際プラザ
★講 師  オチルバト・エンフジンさん
★参加者  44

 

 

モンゴルはフン族によってアジアで広大な国となり、その後チンギス・カンによって遊牧民が統合されてモンゴル帝国へ、そして1992年にモンゴル国憲法が制定されて今のモンゴル国になりました。

モンゴル国の面積は日本の4倍、世界で18位の大きさです。人口は約300万人。愛知県の750万人の半分以下で、一人あたりの面積は世界一です。人口の半分は首都のウランバートルに住んでいて、あとの半分が遊牧民の生活をしています。公用語はモンゴル語(95%)、カザフ語(5%)、キリル文字が使われています。自然の豊かな国で、北の方にある一番高い山は4373メートル。南の方には世界で4番目の大きさのゴビ砂漠があり、冬の最低気温は-30~-45℃、夏の最高気温は3045℃と大きな差があります。

 

遊牧民はゲルで暮らしており、ゲルは30分で建てたり畳んだりでき、内部は部屋にわかれていません。
そのため、内緒話ができず、家族の結びつきが強く仲がよいそうです。遊牧民が飼う家畜は5種類。牛、馬、らくだ、羊、ヤギで、食用のほか、すべてを使い切り、捨てるところが無いと言われています。現在の家畜頭数は5000万頭で人口の15倍以上です。

遊牧民に伝わる歌があり、エンフジンさんの友人のボロルさん(愛知県在住、桑名市でお勤め)が、長い歌と言われる「ウルティンドー」と、日常生活をうたった「アルティンドー」を美しい民族衣装を着て歌ってくださいました。ウルティンドーは古くから伝わり、もう作者はわかりません。草原で家畜の世話をしながら歌うもので、大変音域が広く、装飾がつき、ファルセットも使われる流れるような美しいメロディです。広い大草原で歌うためか、言葉が長く伸ばされます。

 

モンゴルの大きなお祭りはお正月(旧暦)とナーダム(711日から3日間)です。ナーダムでは三大競技(モンゴル相撲、弓、競馬)が行われます。お正月は年上の親戚などにあいさつに行き、ボーズという料理を食べてお祝いします。お話のあとはエンフジンさんの奥さまが準備してくださったおいしいホーショールとポテトサラダ、ミルクティをいただきながら、質問コーナーとなりました。
 
★ホーショール:ひき肉とモンゴルの山菜で作った具を小麦粉で作った生地で包み、揚げたもの。
 
★ポテトサラダ:ポテト、キュウリ、ハム、にんじん、コーンをすべて同じ大きさにそろえてあり、ゆで卵も入っている。
 
★ミルクティ:味付けは塩。

 

横綱をはじめ力士も大勢日本で活躍して、身近に感じていたモンゴル。
参加者のみなさんから質問もたくさん出て、モンゴルに行ったことがある方もない方も、さらに興味が深くなったようでした。
講師のエンフジンさん、奥様のオドさん、歌ってくださったボロルさん、参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました

 

次回の「世界をのぞこう!」は世界一周してきた高校生が講師をしてくれます。お楽しみに!

前回の「世界をのぞこう!」の様子はコチラからご覧いただけます。

2016.07.13ミササガ派遣市民団が帰国

今年も10人の派遣市民団が、姉妹都市ミササガ市(カナダ)を訪問しました。

ミササガ市滞在中は、ホームステイでの生活体験や公式行事等を通して、市民同士の友好を深めました。特に日本文化紹介イベントでは、たくさんの子供たちが参加し、文化体験を大いに楽しんでくれました。子供たちの元気な笑顔がとても印象的で、有意義な交流を体験できました。
また、今年は初めてミササガでジャパンフェスタが開催され、市民団はミササガ市友好協会(MFA)のメンバーやホストとともに、来場者に浴衣の着付けやMFAのPRをしました。

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滞在中は気さくで陽気なミササガ市の皆さんのおかげで、言葉が上手く話せなくても自然にコミュニケーションがとれました。出発前はいろいろと不安もあったようですが、帰国後はどのメンバーからも貴重な経験と素晴らしい思い出を持ち帰ることができたと報告していただきました。

◆ミササガ市友好協会(MFA)のHPはコチラ
◆ミササガ市の情報サイトinsaugaにも紹介されました。コチラ

≪H28年度ミササガ派遣市民団≫

○団長: 籠瀬提花(刈谷市国際交流協会副会長)
○団員: 加藤恵(今川町)、金子多江子(築地町)
     杉浦敬人(板倉町)、角谷美智子(大手町)
     塚原和江(知立市)、原田トモ子(寿町)
     水越稜太(新栄町)、渡部晶子(一ツ木
○随行: 山口真実(事務局職員)

≪ミササガ市での主な日程≫      
月日内容
7月6日(水)  ・刈谷出発(出発式)
・ミササガ市到着(ホスト対面式)
7月7日(木)

・ジャック・ダーリング記念公園散策
・日本文化紹介イベント
・歓迎ディナー

7月8日(金) 

・ナイアガラの滝見学
・フォートジョージ見学

7月9日(土)

・フリーデー
・さよならBBQパーティー

7月10日(日)

・カリヤパーク見学
・ジャパンフェスティバル参加

7月11日(月) ・ミササガ市出発
・トロント市内見学
7月12日(火) ・カナダ出発
7月 13日(水)

・刈谷到着

    


                          

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前年度の市民派遣のレポートはコチラです。

2016.06.25KIFAV文化交流G ふれあい交流会

ふれあい交流会は、私たち文化交流グループとその年度の愛教大留学生とが初めて顔を合わせる、いわゆる「はじめまして!」の会です。
今年はどんな留学生に会えるかなあ、と毎年楽しみな企画の一つになっています。
そんなわくわくした気持ちで迎えた当日、中国をはじめ、様々な国からの留学生14名の参加があり、今回は七夕にちなんで短冊飾り・浴衣着付け体験・日本の遊びを企画しました。

まず留学生の皆さんの話をきく、「おしゃべり交流タイム」からスタートしました。
「あなたの得意なことは何ですか?」「日本に来て驚いたことは?」など。
丁寧に質問に答えてくれる留学生の話に、興味深げに耳を傾けるボランティアのメンバー。

どのグループからも明るい笑い声が上がり、和やかな雰囲気の中、次の「遊びで交流タイム」では剣玉の玉がなかなか皿に乗らず、何度も挑戦したり、あやとりをグループ間で順に取り合って交流を深めました。
もちろん、短冊に願い事を書くことも忘れていませんよ!

浴衣着付け体験では、着せてもらえるのではなく、講師の先生の指示で自分で着る事を目指します。
難しかったけど自分で着れてうれしい、お祭りに自分で着ていきたい、と喜びの声を多数頂き、中には、一人で着れる留学生もおり、私たちを驚かせました。

短い時間でしたが、お互いの心が少しふれあえたと感じた一日でした。

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2016.06.12親子ワールドキッチン・カナダ編 メープルクッキー

 市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン」、今回はカナダのメープルクッキーでした。

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○日 時:6月12日(日)10:30~12:30
○場 所:国際プラザ
○講 師:ジェニー・チャンさん(カナダ出身)
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【材料】  (約15枚)
薄力粉・・・・・・・・80g
菜種油・・・・・・・・30g
メープルシロップ・・・20g
メープルシュガー・・・15g
塩・・・・・・・・・・ひとつまみ
バニラオイル・・・・・適量
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★メープルとは?★
 メープルシロップは、メープル(カエデ)の樹液を煮詰めただけの、100%天然の食品です。大地からの栄養分をたっぷり含んだ樹液をひたすら煮詰めて作られる、カナダ特産品として有名なシロップです。ミネラル豊富で健康にも良い食品。カナダは世界のメープルシロップの79%を生産しています。

                    

まずは講師のジェニーさんが作り方を英語で説明してくれてスタートしました。
特徴は普段使用するお砂糖の代わりにメープルシロップ、メープルシュガーを使用。
卵、乳製品は不使用です。

材料をボウルに入れ、まとまるように混ぜていきます。
生地がまとまってきたら、麺棒で平らに広げていきます。
このとき両端に割り箸を置き伸ばしていくと均等な厚さになり、焼きむらが少なくなります。

広げた生地を型抜きしていきます。今回はメープルの葉っぱ!カナダの国旗の葉っぱですね♪
              

初めは慣れなくて上手く出来なくても何度もやり直せるのがいいところです♪
みんな上手ににできました☆

焼きあがるまでの時間は交流タイム♪


             

カナダのメープルの絵本を読んだり、カナダのクイズをしてお話をしました。
英語でのクイズは難しいものもあったけどみんな一生懸命考えましたね!

そしてあっという間にクッキーが焼き上げあがりました!!
メープルのいい香りが国際プラザ中に広がりました。

そしてみんなで試食タイム~♪
美味しいクッキーを食べながらカナダのお話や英語を教わりながら、とっても楽しい時間でした。

☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧いただけます。

2016.02.28日本語教室ボランティア入門講座(後期)

 刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年2回、夏と冬に「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、外国人に日本語を教えた経験がない人でも無理なくボランティア活動に参加してもらえるような内容となっています。今年度冬期の入門講座は2月21日(日)、28日(日)の二日間で開催されました。

 ○講座内容
1日目:
刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
日本語教室活動紹介及び教室見学

2日目:
日本語の教え方デモ授業
日本語教室について考えるワークショップ
質疑応答 など

 参加した皆さんからは、「きちんと組織化されていて、ボランティアさん同士の雰囲気も良い印象を受けました。」「学習者の熱心な姿にひかれた」などの声が聞かれました。
日本語の教え方については、まだ不安に感じている人が多いので、入門講座終了後にボランティア登録者に向けて3回連続のフォローアップ講座を行います。その後、新しいボランティアの皆さんは4月から教室活動に参加する予定です。

KIFAV日本語支援ボランティアに登録するには、この講座を受けていただくことが条件となります。次回入門講座は2016年8月ごろ開催予定です。

2016.02.23H27「ママのための日本語サロン」開催報告②

平成27年度文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業~地域日本語教育実践プログラム(B)~の一環として、「ママのための日本語サロン」が市内で開催されました。

◆主催: 文化庁・NPO法人多文化共生リソースセンター東海
◆協力: 刈谷市国際交流協会

子育て世代の外国籍住民が、子育てに必要な日本語及び知識を得るとともに、地域のコミュニティづくりや専門機関の利用方法等について学ぶことを目的とし、刈谷市と本協会の協力のもと、全10回の講座を実施しました。
講座には、中国・インドネシア・フィリピン・タイなどを母国とする市民12人が参加しました。毎回テーマに沿った講師のお話を真剣に聞き、自身の子育てについて具体的なアドバイスを求めるなど、積極的に取り組む姿がとても印象的でした。
また、日本人親子も一緒に参加することで、実践的な日本語学習と子育て世代の交流を図ることができました。

◆各講座のテーマ(第6回~第10回)
 第6回:大切な命を守るために(11月30日)
 第7回:絵本の持つ力(12月8日)
 第8回:心の育て方(12月14日)
 第9回:丈夫な歯を育てよう(12月21日)
 第10回:フィールドワークとまとめ(H28年2月23日)
  ⇒第5回以前は「ママのための日本語サロン」開催
         報告①に掲載

◆各講座についての詳細は、下記のPDFをご覧下さい。 

2016.02.13世界をのぞこう!~ロシア・タタール編~

世界各国の「文化」や「今」を紹介する講座「世界をのぞこう!」を開催しました。今回は、「ロシア・タタール編」ということで、刈谷市内在住のタタール人の方から、その生活習慣、文化、歴史、料理など様々な面から「タタール」の紹介をしていただきました。

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○日 時: 2月13日(土) 10:30~12:00                                                                                                                               ○場 所: 国際プラザ
○講 師: マリコワ・ハッワさん(市内在住)
○参加者: 27人
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ロシア大陸の西側に位置する比較的小さな州で、「ペンザ州」というところが講師ハッワさんの故郷です。ご存知の通り、ロシアは広大な国で歴史も長く、ヨーロッパからの陸続きということもあって、多くの民族が入り混じっている多民族の国ともいえます。その数は100以上にもなるとのこと。昔から単一民族だった日本人の私たちにとっては、ちょっと想像のつかない驚きの数字です。今回の講師の民族「タタール民」もそのうちの1つということですが、講座の最初に「私はロシア人ではありません。タタール人です。」と迷わず言われたのが、とても印象的でした。

さて、タタール人はモンゴル系の部族であり、アジアの遊牧民族を指すそうです。そのためロシアに住んでいたとしても歴史も文化も宗教もまるで違います。タタール民族の方々はイスラム教スンニ派を信仰しており、仏教徒が多い日本人にはとても興味深い儀礼を紹介して頂きました。

例えば「断食」、日没から日の出までの間で1日分の食事を採らなければなりません。日中に水を採ることも食事をすることもできない日々を送ることはとても辛く大変だと思っていましたが、、、「生活が昼型から夜型に変わるだけよ。昼間に食べられない分、夜に近所の人や友達と集まってパーティーをするのよ。」と講師のハッワさん。自ら苦痛を体験し修行するが目的ではなく、あくまで宗教的な慣習なのだということが分かりました。

食文化についてもお話しがありました。タタール料理の写真や、講師ご自身の実家の食卓風景も写真で紹介していただきました。どれも手の込んだ美味しそうな料理がずらーっとテーブルに並んでいる食卓。。。。普段の食事ではなく、大切なゲストをお迎えする時の料理だったり、誕生日のように特別なお祝いの料理だといういうことです。そして、今回の講座では、講師が作ったタタールの代表的な家庭料理「サルマスープ」を参加者の皆さんにふるまっていただきました!

<上から4番目の写真を参照>
★サルマスープ: ハラールの鶏肉と野菜のだしがよくきいた、とっても食べやすいスープでした。簡単に言うと、韓国のサムゲタンによく似た味で、体がよくあたたまるスープだと思いました。
★ロシアのパン: 全粒粉のみで作った少しかためのパン。でも噛めば噛むほど甘味を感じる美味しいパンでした。
★クワス: ロシアではお馴染みの飲み物で、麦芽と砂糖をまぜて発酵させた健康飲料です。とにかく香ばしい味わい!(ちなみに、アルコールは含まれていませんよ。)

講座後半は、もっぱら参加者の皆さんからの質問に答えていただく時間になりました。なかなかタタール出身の人のお話しを聞く機会がないせいか、次から次へと手があがり、たくさんの質問がありましたが、講師はそれらひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。そして、たくさんお話しいただいた講師の言葉の節々には、いつも「日本は素晴らしい、日本のことが大好きです」という日本に対する愛情が常に垣間見られ、話を聞かせていただいた私たち自身が元気づけられた場面もあるほどでした。
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今回は、「タタール」という新しい文化を知り、タタールに関する様々な情報を得ることができた講座になったと思います。まさに「タタールの世界をのぞく」ことができたのではないでしょうか。講師のハワさん、参加者の皆さん、ありがとうございました!

次回の「世界をのぞこう!」をお楽しみに♪

前回の「世界をのぞこう!」の様子はコチラからご覧になれます。

2016.02.07ワールドキッチン・インドネシア編 ソトアヤムとプルクデル

 市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン」、今回はインドネシアのソトアヤムとプルクデル、そしてレモングラスのハーブティーでした。

★ソトアヤムとは?★
 ソトとはスープ、アヤムは鶏、ソトアヤムはインドネシア全土で親しまれている少しスパイシーなチキンスープのことです。

★プルクデルとは?★
 茹でてすりつぶしたジャガイモにスパイスを混ぜて揚げたもので、日本のコロッケに少し似ています。

 ソトアヤムとプルクデル、どちらを作るのにも使われるインドネシアの道具があります。それはインドネシア語でウラカンと呼ばれている石臼です。
 この石臼でナッツや固くゆでたジャガイモをつぶすのですが、今回は講師の一人、イナさんがインドネシアから持ってきて自宅で使っている大切なウラカンを貸して頂きました。

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 ウラカンですりつぶすことで、素材の味と香りを引き出されるという、とても大切な過程ですので皆さん順番にすりつぶしてもらいました。

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 レモングラスやこぶみかんの葉といった柑橘系のハーブをたくさん使うのでキッチンはさわやかな香りでいっぱいに。
 ソトアヤムに添えるウンピンというスナック菓子の油で揚げて作ります。
 インドネシア料理すべて辛いわけではなく、講師のリースさんは辛い物は苦手なのだそうです。今回のソトアヤムも辛さはほとんどなく、小さなお子さんでも食べることができました。サンバルというインドネシアの辛味調味料で食べる前に好みの辛さに調節するのですが、そのサンバルも色々な種類があり、いくつか持ってきていただきました。

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 残った食材を確認すると、ささっとナシゴレンも作ってくれたイナさんとリースさん。お家から持参してくれたバリの影絵芝居ワヤンクリッの図柄のバティックのテーブルクロスの上には沢山の美味しそうな料理が並びました。デザートにと手作りのパイナップルのお菓子【クエ・ナスタール】も用意してきて下さり、インドネシアの話やインドネシア語を教わりながら、美味しい料理に舌鼓...とても楽しかったですね。

☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧いただけます。