【2015.09.19】ワールドキッチン・インド編 ひよこ豆のカレーとチャパティ
市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン」。今回の料理はインドのベジタリアン料理、ひよこ豆のカレーとチャパティでした。
~~~~~~~「チャパティ」とは?~~~~~~~~
全粒粉と水をこねて生地を作り、発酵させずに薄くのばして焼いたものをチャパティといいます。日本ではナンがよく知られていますが、今回の講師の南インド出身のデニスさんとアムダさんは日本に来るまではナンを見たことがなかったそうです。
全粒粉に少しずつぬるま湯を加えて生地を練っていきますが、これがなかなか力が要ります。
約18人分、1.5キロの全粒粉を使いましたが、アムダさんは親戚が集まる時にはいつもこれくらい作るのですよ、とニコニコ。生地の練り上げた手触りを確かめてもらうためにも生徒さん全員交代でこねてから、しばらく寝かせておきます。
生地を寝かせている間にひよこ豆のカレーを作ります。ひよこ豆は6時間水に浸してから圧力鍋で煮るという下ごしらえが必要ですが、デニスさんとアムダさんがあらかじめ下ごしらえをしたものを用意してくれました。
インドカレーといえば何といっても多種多様のスパイス。
今回はどんなスパイスを使うのでしょう。
油を熱して最初に加えたものは、クローブ、ベイリーフ、カルダモン、そしてシナモン。これらを合わせて粉末にしたものがガラムマサラと呼ばれるミックススパイスですが、今回は粉末でなく原型のまま。それは素晴らしい香りが立ち上ってきます! そこに玉ねぎやししとうを加えて炒めたところにしょうがとにんにくをペーストにしたものを加えて、ターメリック、レッドチリパウダー、コリアンダーシードパウダーなどをたっぷり。そして、ひよこ豆用のスパイスミックス、チャナマサラパウダーを加えます。
カレーをある程度仕上げてから、寝かせておいたチャパティの生地を取り出してゴルフボールくらいの大きさに丸めます。一つ一つ麺棒で丸く伸ばしてから、熱したフライパンの上で両面にこんがりと焼き色がつくまで焼いて、プク~っと膨らんだら出来上がり。ひよこ豆のカレーは辛さも控えめでとても食べやすく美味しかったですね。
インドの色々なお話を聞きながら、デニスさんたちを見習って手でカレーを食べる人も。皆さん、是非お家で作ってみて下さいね。