【2015.07.05】ワールドキッチン・アメリカ編 英語でクッキング♪ ガンボ

市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン・英語でクッキング♪」。今回の料理はアメリカのルイジアナ料理「ガンボ」でした。

~~~~~~~~「ガンボ」とは?~~~~~~~
 たっぷりの野菜とえび、チキン、ソーセージを煮込んでピリ辛に仕上げたスープで、ルイジアナ料理の代表的なスープです。フランスの魚介スープ、ブイヤーベースが元になっているそうです。
とろみをつける際にオクラがよく使われるそうですが、今回はトレビさんが『こちらの方がもっと美味しい!』と一押しのフィレ・パウダーを使用しました。
ルイジアナ料理はその昔スペインやフランスの入植者たちが広めていった料理ですが、今回使用するフィレ・パウダーはルイジアナ州の先住民が使用していたサッサフラスという植物から採取されるパウダーで、日本ではなかなか手に入りにくい特別な食材です。
今回はトレビさんがご実家のお母様から送ってもらった貴重なフィレ・パウダーを使わせていただきました。

ガンボを料理する上で一番の肝は、「ダーク・ルー」。
小麦粉をサラダオイルで濃い茶色になるまでじっくりと炒めます。
焦げ付かないように、けれど色づくように。
大切なポイントなので参加者の皆さんも交代で炒めます。
色と香り、炒めるときの感触などをじっくりしっかりと体感してもらいました。

1時間近く炒め続け、ダーク・ルーが完成!
参加者の皆さんの素晴らしいチーム・ワークですね♪
トレビさんも、今までで一番完璧なダーク・ルーだ、と絶賛です。
ダーク・ルーの中にクレオール料理のHoly Trinity(三位一体)である、【たまねぎ・ピーマン・セロリ】のみじん切りを加え、しんなりするまで丁寧に炒めだすとますます美味しそうな匂いが立ち上ります。
「子どものころ、家に帰るといつもこの香りがしていたんだよ」とトレビさん。

エビの殻から作ったストックを入れ、ことこと煮込んでいる間に鶏の胸肉を開いて焼いて、しばらく寝かせておきます。
寝かせる、熟成させる、ということを英語でメロウというそうです。
メロウをした後の鶏肉は裂いてスープに入れますが、こうするとよく味がなじむそうです。

クレオール・シーズニングで下味をつけたエビとこんがり炒めたソーセージも入ったガンボ。
とっても美味しかったですね。
大きなお鍋にたっぷりと作ったガンボも綺麗になくなってしまいました。

☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧いただけます。