【2017.02.18】ワールドキッチン アメリカ編 英語でクッキング♪『ガンボ・ザーブ』
市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招いて、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン」を開催しました。
今回はトレビ先生による英語でクッキング♪アメリカ・ルイジアナ料理のガンボ・ザーブです。
~~~~~ガンボ・ザーブ(Gumbo Z'herbes)とは?~~~~~
ガンボはアメリカ、ルイジアナ州で生まれた料理です。今回作るガンボ・ザーブは5種類以上の緑の野菜をたっぷりと使った、別名グリーン・ガンボとも呼ばれるその名のとおり緑色のスープです。
さて今回のガンボ・ザーブ、なんと約10種類の野菜(ケール、小松菜、ちぢみほうれん草、青梗菜、わさび菜、つけ菜、アレッタ、クレソン、パセリ、セロリの葉)を3キロ使いました。山盛りの野菜を手分けしてカットし、くつくつと茹でること15分。この段階では特にスパイスは使っていないのに、とてもいい匂いが漂ってきました。さすがは10種類の野菜のハーモニー、ですね♪
野菜から水分が出るので茹でるために使ったお湯よりもさらに多くの茹で汁が採れます。そしてこれがとても美味しいスープストックになるのです。茹であがった野菜は半分はそのままに、もう半分はピューレ状にします。今回はブレンダーを使ってすりつぶしました。
野菜の処理が終わると、次はいよいよガンボ・ベースにとりかかります。
小麦粉を同量のサラダオイルでじっくりとカフェ・オレ色になるまで炒めるのですが、焦げ付かないように泡だて器を使って、加減を覚えてもらうために皆で順番に炒めてもらいました。やがて色づいてきたところにルイジアナ料理の神髄である3種類の野菜、Holy Trinity(セロリ、玉ねぎ、ピーマン)のみじん切り、そしてソーセージとベーコンも加えてしんなりするまで炒めます。
野菜の茹で汁であるスープストックを入れて、沸騰してからルイジアナ料理によく使われるクレオール・シーズニング(パプリカ・ガーリックパウダー・黒こしょう・一味唐辛子・オレガノ・タイム)を加えるとさらにいい匂いに。10分ほど煮込んでから茹でた野菜とピューレ状にした野菜を加えます。
ガンボ・ザーブを煮込んでいる間に、デビルド・エッグを作ります。茹で卵のすりつぶした黄身をマヨネーズや調味料で味付けをし、白身の器に盛り付けたものでトレビ先生が幼いころにおばあさんがお友達を招いてはトランプ・ゲームをしながらつまんで食べていたそうです。黒こしょうとパプリカを振ったあとは各自好みでハーブや黒オリーブを盛り付けました。
たっぷりの野菜を使ったガンボ・ザーブ。野菜のうま味がぎっしりでとっても美味しかったですね。
10種類もの野菜でつくれるのもワールド・キッチンならでは、かもしれません♪次回も皆さんのご参加をお待ちしています。