2024.04.06英語俳句交流会
・初めての英語俳句を楽しむことができました。
などの感想がありました。
Friendship of Twin Cities (Mississauga, Canada & Kariya, Japan)
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刈谷市に住む外国人住民に日本の文化を知ってもらうことを目的として、「おこしもの」の交流会を実施しました。
○日 時:2024年2月10日(土)10:00~12:30
○場 所:国際プラザ
○参加者:18人 (アメリカ、フィリピン、ベトナム、台湾、KIFAボランティア10人)
愛知県三河地域にて、ひなまつりに食べる伝統的な食べ物「おこしもの」を紹介しました。会場には雛人形を飾り、ゲストの皆さんをお迎えしました。
イベントはおこしものの生地作りからスタート。
最初に米粉を熱湯で練り、耳たぶ位の柔らかさになるまでこねました。
次に3色の色粉を付けた小さな球を作って、木型に入れ、その上からベースとなる白色の生地を入れて各々で成形しました。
カラフルで形もいろいろな生地が出来上がった後は、オーブンで蒸し焼きをして、おこしものの完成。
砂糖醤油でみたらし団子の様に味付けして、皆で試食しながら交流しました。
【ボランティアの感想】
今回のイベント参加者は留学生だけでなく、外国にルーツのある刈谷市民の皆さんを迎え、地元に伝わる伝統的な食べ物を作り上げるという目的で開催しました。ゲストの皆さんに楽しんでもらえるか不安もありましたが、会話も弾み、笑顔がいっぱいでした。
試食タイムの「美味しい」という声を聞いて嬉しくなりました。
地域の外国人住民が、災害や病気などの際の対応や日本語を学ぶ「生活日本語教室」を開催しました。この教室は、「生活者としての外国人」が、日本語で意思疎通を図り、健康かつ安全に生活を送ることができるようになることを目指しています。
◆日時:2024年1月14日~2024年2月18日の毎週日曜日
(全6回)13:30~15:00 ※1月28日のみ13:30~15:30
◆場所:刈谷市国際プラザ
◆教室参加者:学習者24人
(出身:ベトナム9名・中国4名・フィリピ
ン3名・ペルー3名・ブラジル2名・ネパー
ル1名・アルゼンチン1名・マレーシア1名)
日本語サポーター 17名
※教室進行:教室コーディネーター・教室補助者 各1名
教室では、私たちの大切な命を守るために欠かせない、緊急かつ重要な3つのテーマ「地震」「119番」「病院」を取り上げ、各テーマ2回の構成としました。それぞれのテーマの1回目には専門家の講師を招き、外国人住民が地域社会で生活していくために必要な基礎知識とそれに関する日本語を学びました。また、日本語サポーターとして参加した日本人ボランティアと学習者との対話活動を通して、教室で学んだ内容の理解を深めました。
◆各回のテーマ
第1日目:地震① 「地震のときの身の守り方」
[講師:刈谷市危機管理課 五十嵐克巳さん]
第2日目:地震② 「避難所を探そう」
第3日目:119番①「119番を理解しよう
・AED/心臓マッサージ体験」
[講師:刈谷消防署 木村展大さん]
第4日目:119番②「119番のかけ方」
第5日目:病院① 「病院のかかり方」
[講師:看護師 平池香恵さん]
第6日目:病院② 「かかりつけ医を探そう」
第1・2回目は、地震について学びました。地震が起こったらどうなるか、震度とは何かを、震災の映像や写真などを通して学び、緊急地震速報の音を聞き、身を守る練習をしました。非常持ち出し品は?どこの避難所に行けばいいの?など、地震に対してどう備えるかについても、学習者と日本語サポーターとで一緒に考えました。1月1日に能登半島地震があり、地震を体験したばかりの外国人住民からは「地震発生時にスマホのアラームが鳴ったが、それが何か分からなかった。そのあと地震が起きたので地震のアラームかもしれないとは思ったが、これからは身を守る行動をとることができる。」といった声がありました。
第3・4回目のテーマは119番でした。緊急時の通報は国によって番号が分かれていたり同一であったりします。日本では、火事と救急は119番で同一であり110番とは違うこと、119番に電話したらどこに繋がりどうなるのか、電話したら何を言えばいいのか、何を聞かれるのかを学びました。学習者とサポーターで119番にかけたときの会話練習も行い、学習者からは「119番に電話して何を聞かれるか、何を言えばいいのかがわかりました。とても有益でした。」との声がありました。また、講師の指導のもと、AED/心臓マッサージ体験を行いました。
第5・6回目は病院のかかり方を学びました。異国で病院にかかることは、誰にとっても簡単ではありません。日本の病院のしくみ、病院に行くときに持っていくもの、身近なクリニックと総合病院の違い、身近なクリニックには専門科がありまずは身近なクリニックにかかるとよいことなど、病院にかかる上で欠かせない基本知識を学びました。第6回目には、住んでいるところの身近なクリニックを探す活動を行い、医療MAP作りをしました。
どの回も重要なことばかりで、学習者からは多くの感想が寄せられました。その一部をご紹介します。
【学習者からの感想】
[地震]
・地震の被害、そして地震が起きたときの回避方法について理解するのに役立ちました。日本での生活にとても役立ちます。ありがとう!
・今日の授業のおかげで地震が起きたときに身を守ることを学びました。まだ知らない人にも知ってもらいたいと思いました。
・とても有意義なレッスンでした。日本で起こった地震について良く理解できました。恐れず落ち着いて行動したいと思います。先生方、本当にありがとうございました。
・地震のときに行く場所が分かった。地震のときに準備するものや持っていくものが分かった。
・今日のクラスは共有する価値があります。よく理解でき、簡単に実行できる。
[119番]
・毎回、どのクラスもとても重要です。応急措置の心臓マッサージやAEDの使い方を学びたいとずっと思ってきました。特別な時をのぞくと、私は一人暮らしだからです。もっとたくさんの知識を持ち、機会があったらお手伝いできるようになりたいです。みなさん、本当にありがとうございます。
・今日のレッスンは救急車や消防車の呼び方を教わることです。電話をかけるときは、住所を言ってから病状を言うか、または緊急車両や救急車が来るように、火事があればそこに来ます。
・とても良い。緊急事態が発生したときに何をしなければならないかが理解できました。
・実際の生活に応用でき、家族を助けることができます。救急車や消防車が必要な時も安心です。
[病院]
・今日は日本の医療について予備知識を持ちました。大きな病院での治療が必要な場合、地域のクリニックに行って大きな病院を紹介してもらう。直接大きな病院に行って治療を受ける場合は、7700円の自己負担が必要です。
・たくさんの知識を学べたので、日本にいても一人で病院に行けるようになりました。先生方、本日はご説明いただきまして誠にありがとうございます。
・市民交流センターが主催するこのイベントは、とても良いです。生活と文化交流について多層的に理解することができます。今後の日本での知的生活と学習に対する理解をさらに深めることに、一定の利益がありました。
・もっとトピックを学びたいです。
生活日本語教室には、始まってからも申し込み者が続き、6回を通して多くの外国人住民が参加してくれました。協会では今後も、外国人にも住みやすい地域のあり方を検討し、多文化共生社会に寄与できるよう事業を企画していきます。
刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人やKIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。今年度は以下の日程で行い、現在教室で活動中のボランティアが講師を務めました。
■日 時 :①12月10日 (日) 9:30~11:30
②12月17日 (日) 9:30~11:30
(全2回)
■場 所 :刈谷市民交流センター
(国際プラザ・社会教育センター)
○講座内容
【1日目】
・刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
・日本語教室全体および各曜日の教室活動紹介
・グループワーク
・KIFAのその他の日本語教室について
・スリーエス紹介
・質疑応答
【2日目】
・教科書・教具・教材の説明
・教室見学
・意見交換会
・質疑応答・ボランティア登録
1日目のグループワークでは、「どうしてこの講座に参加したのか」などをグループで共有し、それぞれの思いを語り合い、ボランティア参加の目的を明確にしました。2日目は実際の日本語教室を見学し、どのようなクラスに分かれ、どんなふうに教えているのかを見て回ったあと、各グループに先輩ボランティアが加わり、意見交換をしました。
講座には15名が参加し、11名が日本語ボランティアとして登録しました。1月13日と27日に、新規登録者向けのフォローアップ講座を受けた後、2月から教室活動に参加しています。
秋以降、学習者はますます増加傾向です。そこに新しいボランティアの方々が加わり、KIFAV日本語教室はますます活気づいています!
東海地区に在住のカナダの皆さんに、カナダのスポーツ「ストリートホッケー」の楽しみ方を紹介していただく「ストリートホッケー体験交流会」を開催しました。
○日 時: 11月26日(日)10:00~15:00
○場 所: ミササガパーク(自由広場内特設会場)
○共 催: 東海日本カナダ協会(TJCS)HPはこちら
***ストリートホッケーとは?***
カナダの郊外や小さな町で昔から親しまれているスポーツ。アイスホッケーに似ていますが、アイスリンクではなく、公園や空き地などの広場で楽しみます。木製のスティックとゴムボールを使い、カナダでは子供から大人まで幅広く親しまれていて、初心者でも気軽にできるスポーツです。
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コロナで中止を余儀なくされていたカナダ・ストリートホッケー体験交流会が、4年ぶりに復活しました!
まずは、初心者の人でも楽しめるように、スティックの持ち方やボールの打ち方、パス、ジグザグドリブル、シュート練習など、基本的なプレー方法をTJCSのメンバーに日本語と英語で教えてもらいました。初めてホッケーを体験する人が多く、スティックの使い方やボールさばきに戸惑っている人もいましたが、カナダの人たちの丁寧な説明で、少しずつコツをつかんでいきました。
練習が終わると、次は試合です。カナダ人と日本人を交えた日加チーム、子どもはA,B,Cの3チーム、大人はA,B2チームに分かれ、それぞれ総当たり戦を行ないました。
子どもたちがボールを追いかける姿は真剣そのもの、コートの端から端まで走りまわりました。ゴールキーパーは防具をつけ、気分はガンダム!初めてゴールキーパーを経験した子どもたちでしたが、手と足を使ってゴールを守りました。どのチームもTJCSのカナダ人メンバーがコーチとなり、メンバー交代や作戦をはじめ、子どもたちのプレーを盛り上げました。年齢も身長もばらばらな子どもたちの懸命なプレーに、大人たちは笑顔で声援をおくっていました。
大人チームの対戦は、真剣さに激しさが加わり、白熱した試合が繰り広げられました。ゴールが入ったときの喜びや、いいプレーをした時のリアクションはカナダ風!チームみんなで大盛り上がりでした。
お昼はTJCSが用意してくれたカナダ風ホットドッグ♪
できたての美味しいホットドッグを食べながらの休憩タイムは、み~んな笑顔で話も弾みます♪
午後も白熱した試合は続き、最後は大人チームの15分一本勝負!迫力満点なプレーは見ているだけでドキドキハラハラでした。
今年の参加者は約70人、当日は暖かなホッケー日和でした!みんな汗だくになりながら、英語・日本語が交じり合った言葉でコミュニケーション、真剣なプレー、美味しいホットドック、笑顔溢れるスポーツ日和な1日となりました!
アイシン学園の留学生と一緒に、柿狩りで交流しました。
☆日 時:2023年11月4日(土)
10:00-14:20
☆場 所:刈谷市内 加藤農園
☆参加者:
8人[中国2人、インドネシア5人、引率者1人]、KIFAV:11人
【内容】
開始挨拶の後、まずはゲストに名前と出身地を地図上に貼って自己紹介してもらいました。
オーナーの加藤さんから柿の種類、形や成熟期の違いなどのお話を聞きました。
集合写真を撮影した後は、2つのグループに分かれて、柿狩りとゲームを楽しみました。
童心に返ってのじゃんけん列車と、サイコロで出た目の数の質問に答えるというゲームをしながらお互いを紹介しあい、盛り上がりました。ゲームの後はお味噌汁とおにぎりの昼食を楽しみ、デザートには自分で採った柿を味わってもらいました。
おみやげの柿、KIFA記念品や刈谷市の資料を渡して、お見送りをしました。
【参加者の感想】
晴天の下、柿狩りを楽しんでもらえて良かったです。ゲストのみなさんは日本語が上手で、ゲームなども大変盛り上がりました。
中でも柿狩り初体験のインドネシア人の1人は、興味津々でいろいろ質問したり動画を撮ったりと、とても楽しそうでした。
ゲームタイムのじゃんけん列車では笑顔が弾け、サイコロゲームではゲストとボランティアがお互いのことを知ることができ、時間のたつのが早く感じました。
戸外のイベントはのびのびと気持ちがよく、今後もいろいろな国の人と交流を楽しみたいです。
刈谷市美術館「和田誠展」とのコラボレーションで、和田誠さんの中国で出版された絵本の朗読会をしました。
☆日 時 :2023年10月14日(土)
11:00、13:30、14:30
☆対 象 :和田誠展の来場者
☆内 容 :「あな」という絵本を中国語(刈谷市在住の王艶さん)と日本語(学芸員・松本育子さん)による朗読学芸員松本さんによる和田誠さんの絵本出版にまつわるお話
和田誠さんの絵本は英語や中国語でも出版されており、今回はその中から「あな」を朗読しました。少年がどんどん穴を掘っていくところが描かれ、次々家族がようすを見に来ます。繰り返し出てくる言葉を聞きながら、中国語の響きを味わいました。そのあとには学芸員松本さんによる絵本出版にまつわる和田誠さんの交友関係など、ファンには興味深いお話がありました。
家族で参加してくださったり、遠方から美術館に展覧会を見に来られた方が参加してくださったり、和田誠さんの一面を楽しんでいただけたようでした。
刈谷市国際交流協会では、10月1日(日)に市民交流センターで「多文化交流フェスタ」を開催しました。
■多文化交流フェスタ in刈谷 2023■
~遊ぼう!話そう!つながろう!世界の人たちと~
日時:2023年10月1日(日)10:00~16:00
場所:刈谷市民交流センター
多文化交流フェスタは、刈谷市や近隣に住む外国人市民と日本人市民が遊びや文化紹介などを通じてお互いのことを知り合い、交流を深めることを目的としたイベントです。市民交流センターで多文化交流フェスタを行うのは、今回が初めての試みでしたが、外国人住民の方や日本人ボランティアの方など多くの方のご協力で開催することができ、850人もの方々にご来場いただきました。館内は一時、すれ違えないほど多く人々であふれ、多様な民族衣装や言葉が行き交い、たくさんの交流が生まれました。
【各フロアのイベント】
◇4F ホール...鑑賞エリア◇
4Fホールでは、各国の民族衣装ファッションショー、演奏やダンスなど、華やかで楽しいステージが繰り広げられました。
♪各国の舞踊
ベトナムコミュニティ(VNK)
フィリピンコミュニティ(SBK)
タイ プラサーンミットグループ
インドネシアチーム
♪インド古典舞踊バラタナティヤム 富安カナメさん
♪中国二胡演奏 欧陽玲さん
♪子ども万燈 広小路五組子ども会による舞とお囃子の披露
♪和太鼓奏者 笛木良彦さんによる演奏 ※和太鼓の体験も!
◇3F 体験エリア◇
3Fは、抹茶や浴衣の体験コーナーです。外国人市民の方が日本の文化を知る機会になりました。
・抹茶体験
・浴衣体験...浴衣を着付けてもらい、会場内を散歩しました
◇2F 国際プラザ...体験・学び・交流エリア◇
2Fは、各国のグループやKIFAV日本語教室の学習者、愛知教育大学の留学生の方などによる国紹介のブースが並びました。ゲームなどの遊び、民族衣装の撮影会、民族音楽体験など、各ブースが工夫して自分の国の紹介を行い、たくさんの会話が生まれていました。
◎各国・地域のブース(文化紹介・展示・ワークショップ等)
・フィリピン・ベトナム・ブラジル・マレーシア・インド・
インドネシア・タイ・香港
・愛知教育大学留学生による展示、文化紹介
・ワールデン
・東海日本カナダ協会
・KIFAV日本語教室 学習者とボランティアによる各国の紹介
・KIFAV文化交流グループによる日本文化紹介
・刈谷市/刈谷市国際交流協会の活動紹介 ~カナダとの交流~
また、小ステージでは、ヨガ体験や各ブースによる国紹介のプレゼンなどが行われました。
・気軽にヨガ体験
・愛知教育大学留学生による5つの国の魅力紹介
(ペルー・インドネシア・ブラジル・中国・ケニア)
・KIFAV日本語教室学習者による出身国の紹介・クイズなど
◇1F 刈谷市民ボランティア活動センター...体験・学び・交流エリア◇
アジア子ども美術協会(ACHAA)による絵画展示や、来館者への「インクルージブアート」ワークショップコーナー、対話型鑑賞会コーナー、また、ボランティア支援センターによる車座集会「だれ一人取り残さない共存社会を目指して」など、多文化と多様性を理解するイベントが行われました。
今回の多文化交流フェスタでは、多くの方が参加・来館し、多種多様な文化が交わりました。刈谷市には5,000人を超える外国籍の方が住んでいます。国籍に関係なく、誰もが楽しく生活できる刈谷市にしていきたいですね。
ワールドキッチン・中国編。今回は中国出身の渡部さんを講師に迎え中国の月餅の作り方を教えてもらいました。
☆日 時:2023年9月16日(土)
13:30-15:00
☆場 所:国際プラザ
(刈谷市民交流センター2F)
☆講 師:渡部良美さん
☆参加者:講師1名、助手1名、大人12人、こども4人
中国の冰皮(ビンピ―)月餅(ユエベン)とは?
月餅は中国の祝日「中秋節」(旧暦8月15日、今年は新暦9月29日)に供えられたり、贈られたりする縁起の良いお菓子です。冷たい大福のような味わいで、カラフルで可愛くてやわらかい皮が特徴の冰皮月餅を作りました。
冰皮月餅の皮は色々な粉(もち米粉、米粉、浮き粉)と粉砂糖を入れて、牛乳、練乳、サラダ油と全部をしっかり混ぜて蒸して作りました。今回は4種類の餡(カスタード栗餡、バラ餡、抹茶餡、コーヒー餡)を作ってみました。冷蔵庫で冷した皮を一人4つずつに分けて4つの餡それぞれを包みました。一番難しい部分は皮に色を付けて薄くが伸ばして餡を包むことろです。型に入れて押し出すと可愛い月餅が出来上がります。
月餅を食べている間、助手の石さんから月餅に関する中国文化について説明してもらいました。月餅を食べる時期は中秋節で、別名「団円節」とも呼ばれています。そして中秋節は、満月の日に家族と過ごす祭日です。中秋節の伝統的な過ごし方は月見をしたり、月餅を食べたりするのが一般的です。月餅の餡と種類など色々な話を聞くことができました。最後は全員で「中秋快乐」というお祝いの言葉を言って楽しくイベントが終わりました。
【参加者の感想】
⚫︎簡単なのに、華やかです。
⚫︎参加してよかったです。
⚫︎各テーブルに先生が詳しく教えてくれたので、わかりやすかった。
⚫︎また中国料理など本場の方に教えてもらいたい。
刈谷市内に住む、日本語がほとんどわからない外国人住民を対象にした対話型の日本語教室「はなそう にほんご」を開催しました。
◆日時:2023年6月25日~2023年9月3日の毎週日曜日
(全10回)13:30~15:00
※毎回クラス終了後にパートナーふりかえりあり
◆場所:刈谷市国際プラザ 201会議室
◆教室参加者:教室コーディネーター 2人
(1人が進行役)
日本語パートナー 17人
学習者 12人
(出身:フィリピン 3人、ベトナム 5人、ネパール 2人、バングラディシュ 1人、中国 1人)
◆各回のトピック
第1回:オリエンテーションと自己紹介
第2回:住んでいるところ
第3回:食べ物
第4回:買い物
第5回:家族
第6回:出身地
第7回:旅行
第8回:スピーチの準備
第9回:スピーチ
第10回:これから勉強したいこと
この「はなそう にほんご」は、日本語がほとんどわからない初期レベルの人が、日常生活の簡単な表現を理解して話すことができるようになること、あいさつや自己紹介ができるようになって地域の人と関係がつくれるようになることを目標にしています。また、身近な話題について話すことで、自分が住んでいる地域の生活情報や知識を身につけてもらうことも目的にしています。(各回のトピックは愛知県が作成した学習教材「はじめての日本語教室」28トピックの中から選んでいます。)
参考:学習教材「はじめての日本語教室」 - 愛知県 (pref.aichi.jp)
クラスは教室コーディネーターが進行し、日本語パートナーと学習者はペアになって、その日のトピックについて自分のことを話しました。時々「交流タイム」も取り入れ、教室内を自由に動き、どんどん相手を替えて話をしました。クラス全体のコミュニケーションを通じてお互いを知ることで、回を重ねるごとに人間関係を構築することができました。
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第9回には、それまで話した中から好きなトピック1~3つを選んでポスターを作り、それを見せながらスピーチをしました。写真をふんだんに盛り込んだ資料を手にしながら、ひとりひとりが自分のことを話すことができました。
最終回は、これから勉強したいことについて話しました。心配事などについても話が及び、病院にかかるときのこと、もし災害に遭ったら、などさまざまな話題について学習者とパートナーが話し合いました。
教室に参加した日本語パートナーからは、以下のような声がありました。(アンケート実施。原文のまま)
・毎週少しずつお互いのことが分かり合え、学習者さんもパートナーも(私自身も)楽しんでできていることがよかった。
・ペアで話すことで相手の間を待ったり、表情で理解、伝えることができた。
・対話じゃないと、学習者が口が慣れていかないと思うので良い。アウトプットが重要なので、必須だと思う。
・学習者が自分のことを知ってもらいたいという姿が見られてよかったです。日本語能力に関わらず、話したい気持ちが伝わりました。
・少しずつ仲良くなって、話題が広がっていった。そうすると教室全体の空気も和らいでいくのがわかった。
・相手のことがよく分かった(本人や生活環境、バックグラウンド)。年が離れていても、友達や我が子のように接して話すことがよかった。
・学習者さんのことがわかってくると、それに合わせて話題や資料等も用意できて、お互い楽しめた。
・テーマ毎に簡単な日本語を使って説明するのが重要であることがよくわかりました。
・教えるというよりもお互いに言語、文化の情報交換ができた事がよかったです。
学習者からは以下のような声が聞けました。(母語でアンケートを実施、翻訳)
・とても良い方法です。たくさん人と話すことで日本語のスキルを向上させることができます。
・この方法は効果的でよいです。こんな授業をまた受けてみたい。
・とても好きでした。以前よりもずっと日本語でコミュニケーションできるようになりました。
・とても役立った。
・日本語の言語とルール(法律)を知りたかった。
・たとえ日本語がわからない相手に対しても、日本人はとても親切に接してくれる。このクラスは日常生活で必要な対話を改善するのにとても有効です。ありがとうございます。
2020年から始まった刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」も今年度で4年目になります。協会では、今後もこういった教室を通じて、地域の外国人住民と日本人との多文化共生につなげていきたいと思います。