【2022.10.30】刈谷初期日本語教室 日本語パートナー研修
刈谷市国際交流協会では2020年度より、日本語がほとんど話せない市内の外国人住民の皆さんを対象とした、刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」を実施しています。この教室の目的は、学習者があいさつや自己紹介などの簡単な日本語表現が話せるようになって、自分が住む地域の中でコミュニケーションをとれるようになることです。
「はなそう にほんご」の中で、学習者と交流しながら日本語習得の支援をする日本語パートナーの活動に興味がある方を対象に、以下の日程で研修を行いました。
日 時:2022年10月9日~30日の毎週日曜日(全4回)13:30~16:30
場 所:刈谷市国際プラザ
【各回の内容】
1日目(10/ 9)
『愛知県における地域日本語教育の支援体制について』
〈講師:あいち地域日本語教育推進センター 総括コーディネーター 千葉月香氏〉
2日目(10/16)
『対話型教室の意義 ~対話と協働による活動~』
〈講師:東海日本語ネットワーク副代表 米勢治子氏〉
3日目(10/23)
『刈谷市の外国人住民状況 ~外国人住民の声を聴く~』
〈講師:フィリピン人コミュニティSBK代表 川口ビバリ氏〉
『刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」の概要』
〈講師:刈谷初期日本語教育コーディネーター 岡部真理子氏〉
4日目(10/30)
『「はなそう にほんご」模擬教室体験と異言語体験』
〈講師:教室コーディネーター 岡部真理子氏, 山本剛氏〉
【受講者の感想】
・日本語を教えるという漠然としたイメージのままこの研修に申し込み、毎回今までの自分の認識との違いにびっくりの連続でした。対等な立場で生活できるようにお話をしていくというイメージで日本語パートナーが存在するとわかりました。
・日本語教育とは何かをもう一度考えるきっかけになりました。
・あらためて国際交流と多文化共生の違いについて深く考える機会を得た。
・刈谷市という外国人が多い地域にせっかく住んでいるので、何かしらサポートできたらと思っています。
ほか
全4回のパートナー研修終了後、多くの受講者がパートナーとして登録し、11月20日から「はなそうにほんご」教室で活動を開始しています。